思い出し泣き





実家に帰ると少しだけ離れた祖父母にひ孫を会わせに行ってた。

じいちゃんはいつも同じポーズでテレビを見てる。

ばあちゃんは脳梗塞をしてから半身動かなくなって介護ベットの上にいる。

 

耳が遠くなったじいちゃん。

それでも顔を見せに行くと嬉しそうに笑う。

主人が一緒に行くと、一緒にお酒飲める人が来て嬉しそうにしてる。

 

じいちゃんが面倒見てたけど、難しくなってばあちゃんは施設に行く事になった。

 

家にじいちゃんに会いに行ったら、一人でもいつものポーズ。

いつもの嬉しそうな顔。

 

急に倒れて入院してから逝くまで早かった。

何度か倒れた事があっても大丈夫だった。

今回も大丈夫だと思った。

でもどこかでダメだとわかってた。

主人に頼んで実家に連泊した。

その間は病院に何度も会いに行った。

子供と遊びに行く約束もしてた。

 

これで最後なんだとやっぱりどこかでわかってた。

でも私はお姉ちゃんだから母を支えないと。

お兄ちゃんは当てにできない。

自分がしっかりしないと。

泣くのを沢山我慢した。

 

いっぱいじいちゃんに声かけた。

最後はいつもと同じ”また会いに来るからね”

じいちゃん笑ってた。

もう話す事すら出来なくなってたけど笑ってた。

 

もう会えない。

もういつものポーズでテレビなんてみてない。

遊びに行く約束も果たしてないよ。

 

もうすぐ一回忌で実家に帰る。

でもじいちゃんの家もなくなった。

 

もうその場所にすら行けなくなった。

 

まだ思い出しては泣いてしまう。

本人に言えなかったけどじいちゃん好きだったよ。